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アンジュルムを紐解くモード

10/2に演劇女子部「モード」を観てきました、18:30の回。

以下モロにネタバレと個人の偏った感想なので観劇前・また解釈違いを苦手とする方は避けていただけたらと思います... 好き勝手言う割に怒られるの怖いんす...

あとパンフレット買い忘れたので役名思い出せません。最低。

更に1回しか入ってないので適当なこと言ってますすんません。

考察もオシャレなことも何も言えない割にネタバレと長ったらしい感想が以下延々続きますはじまりはじまり

 

 

 

 

 

ちゅーことでまずこの公演、個人的な感想を一言に凝縮すると

 

和田彩花退団公演

 

だと思いました。いやあの誤解しないで...

宝塚で所謂トップスターの方が退団される公演はそのトップスターさんに当て書いた脚本で上演されることが多いのですが、今回の公演は「スマイレージアンジュルム、特に和田彩花」にフォーカスした当て書きのように感じました。いや卒業する感のない「ということでこれからもあや子育てがんばりまーす」みたいなこの先も物語が続いていくようなエンディングだったけどね!!!それはまた下に書きます。

(※後に10/8公演にモデルとなった方が観劇にいらしたことが判明したので完全なるフィクションではないようですね。)

 

ハロープロジェクトをご存知の方であれば、これまでスマイレージアンジュルムがどのような道を辿ってきたかお判りだと思います。(もしくはググって)

本当にギリギリの崖っぷちで踏ん張りながらただひたすらに未来を信じ、逆襲してきた乙女たちの集いだと個人的には思います。その境遇を1970年代の社会における女性たちに置き換え、このグループの歴史を辿った物語が今回のモードだったのではないかな... と感じました。ウーマン・リブならぬ、アンジュルム・リブとでもいうべきか。

正直舞台情報が解禁され観劇をするまで、単に朝の連ドラブームに乗っかった公演だと思い込んでました。また、演劇女子部はどちらかというと毎公演新たな課題に挑ませることで演者たちに経験値を積ませる場だと認識していたので、これほどまでに他キャストでの再演が効かない(であろう)脚本が用意されると想像しておらず... まさかオープニングからエンディングまで2時間泣き通しになると思わなかった。

モード、新生アンジュルムのお披露目であり新たな決意表明の場でもある凄まじい舞台でした。

 

 

この公演に於ける実質的な主演と言っていい(※個人的にはアンジュルム、その全員がだとは思う)上國料萌衣ちゃん、何度目の主演やねん感。めっちゃ次期トップみあった...(ヅカの話です) 去年の大晦日が実質ステージデビューだったとはにわかに信じられない度胸。もちろん新人とあって(ハロメン全体にも言える)演技の荒削り感はありましたが、あのステージ映えするお顔と高すぎる歌唱力は「よくこんな子が一般に残ってたよな...」感しかなかったです。オープニングで一番初めに登場し最後に下手側最後尾でハケていくその瞬間まで、表情が引き締まってて完成されていました。継承者の役割を感じさせるキャラクターを演じるに相応しすぎたよ... これも次期トップ感あったよね... 2番手じゃないの次期トップ内定なの... (何度も言いますがヅカの話です)(アンジュ内における人事のことではありません)

演技をしている時よりも、歌っている時の方が心なしか肩の力が抜けていたように思います。歌っている時の表情まで役に入り込んでいて、どこからスポットライト当てても本当に隙がないと思いました。これから演技の経験を積んで、自分で感じて動いているような演技が見られるようになる日が本当に楽しみです。

(あとこれ全然かみこ関係ないんですけど、最初に髪の毛切る場面要るか?1回しか観てないけん記憶抜けたんかもしれんけど、あの場面で髪を切るっていう行為に至った思考が読めなかった。彩ちゃんは「自分で考える」ことを説いたのであって「変われ」と言った訳ではなくない?オードリーに憧れてっていうのも後付けだったし、「髪を短く切りたい」っていう願望も見られなかったし... 早よ円盤出てくれー見返したいよー)

 

 

そんなかみこにライバル心を超えた最早敵意を抱く役所だった佐々木莉佳子ちゃんんんん。

最初は単にモデルやってるからポージング活かすためだけの役かなーと思ってたんですがまーたこれも全然違った!ヲタクまじでモード甘く見て挑んだ問題...

確かに初めはモデルの経験を活かし、また本人らしさを反映した子どもらしいっちゃ子どもらしい役だったと思います。が、終盤のソロナンバー、度肝を抜かれた。りかこの狂気を孕んだ表情が恐ろしくも大変美しいこと美しいこと... 最後のキメなんてほとんど前髪で顔を覆い表情を読み取らせない、のにその前髪の一筋の隙間から覗かせた左目だけで演技を成立させたりかこ。強烈すぎた。

この前髪バッサー(付け髪、って言うんだったっけ?)アレですよね、LILIUMで鞘師が自然にやって末満さんに絶賛されたやつ。もし仮に今回の演技指導で自分発案でこうしていいですか?ってりほりほ思い出してやったんならめっちゃエモいやつ... 受け継がれていくんですネ...

そしてまたかみこと違った意味でセンターがよく似合うと思いました。モデルたちのナンバーでりかこの歌唱をきっかけに他の子達が動き出すって場面があって、もちろん脚本の通りにみんな動いているに過ぎないはずなのにりかこが空気を変えているように感じられて。そう思わせるだけのオーラなのかなーうーんなんかよくわからんけど舞台映えすると思いました!(丸投げ) あと大人になって鼻の頭の丸みが少しずつ取れてシュッとしてきたのめっちゃ綺麗だった... 鼻フェチ大興奮...

 

 

そのりかこと対照的にお給金のため!と割り切り割と平和的志向だった笠原桃奈ちゃん。かっさー自体夏ハロコン以外で見るの初めてだったので掴みきれていないままだったのですが、まさにその感じを逆手に取った役所だったと思います。

オーディションの自己PRナンバーとかあいあいを超える不思議さを醸しマイワールド全開なリモコン人形みたいでこの後大丈夫かよって不安すぎた...(?) 前半は目が据わっているというか顔全体が強張ったような、表情の読めないキャラクター。りなぷーの「ねぇねぇ私のおかおもおめめもあしもぜーんぶみてみてー♡」ってナンバーでちゃんとそのパーツを視線で追っているのに全然目が笑ってないのとか超ロックだぜアンタ... って感じだったのが、物語が進むにつれ、心が生まれたというか(?)感情で動いている様が読み取れるようになってきてその変化に気付いた時鳥肌... なんなん前半めっちゃ演技してたんやん...!!!(※舞台ですから) 今後が楽しみすぎる、これが演技だったのか緊張だったのかジャッジが下るのいつかなぁワクワクするぜ...

ビジュアルも既に垢抜けてません?なんか未亡人みちょっと抜けたような... 前はママって呼びたくなる感じだったのが、今回は年相応のモデル体型美少女って感じでおしとやかなきせかえユカちゃんって感じだった。

 

 

そのモデルーズ(ネーミングセンス皆無)の中で一番考えが無さそうに見えて実は鍵となる台詞が多く、結果とても勘が鋭かったことが判明した勝田里奈ちゃん。登場から顔が死んでてダンスも超省エネ、3回回しのラストで一層疲れてんなあ... と最初勘違いしてました。ごめんこれも伏線だったんだネ...

自分の出番以外は超省エネ、しかし出番はきっちりキメる感じだった前半。唯一張り切っていた(ように見えた)オーディションナンバー、大大大好きな甘々激かわりなぷーボイスが会場内に響き渡って幸せすぎた。推しのソロをあんな長時間堪能できるヘヴン... ほんと可愛かったマジときめいた... あとはももにゃの歌を優しげな表情で見守っていた時以外省エネに徹していたりなぷー。

中盤以降ぐんぐん表情が生き返り、終盤の見せ場ではしっかりキーマンを務めたりなぷー!その鋭さが普段のりなぷーの無関心なようでいて実はちゃんと見ているところが反映されているように思えました。表情も最後の挨拶とエンディングなんて超ニッコニコで、あーやっと仕事終わるー前半の省エネが計算尽くの演技だったと気付かされました。マジでこの時間軸に沿った演技しゅごい... あとももひめの挨拶で口に手を当てニヤつきを隠しながらガン見している姿にさゆみを感じました。

LILIUMの時もそうだったけど、省エネまでひっくるめて愛されそれがキャラクターとして成立する勝田さんが本当に好きです。いつもあいあいあいあいばっか言ってごめん... 推してるよ...

 

 

そんなモデルをビシバシしごき上げる役所にまさかの中西香菜ちゃん。かななんって関西弁以外にそういった要素あるか?!ってハラハラしてたんですけど結果サイコーでした。杞憂オブザイヤー2016... 綺麗なお姉さん好きィ...

ド派手な衣装にド派手な役、ド派手なドスにド派手なフラ語(?)とマジで本人と一番かけ離れたキャラクター。だったけど、リーダーに助言を与え下の可愛子ちゃんたちを纏め上げるという意味では実際にサブリーダーのかななんが演じるのも納得でした。努力の人であるかななんに自立した強い女性を演じさせたことで、きっと本人のメンタルにも一本鉄骨増えたんじゃないかなあ。

そして何より本当に綺麗になった...!!!!今回の宣材写真でダントツ綺麗だなと思っていたのですが、静止画だけでなく動いても本当に美人だった。あの衣装に負けない綺麗さを持ってるって凄くないですか... もっちり感を残しつつスラっと綺麗なお姉さんになったねかななん... ピンクのタイツに包まれた御御足がモデルの誰より綺麗でほんと踏まれたかった。罵倒しながら踏まれたかった。2回言ったら伝わると思います(何が)

 

 

かみこ宅の女中に相川茉穂ちゃん、宇宙少女にメイド服更に竹箒デフォとか最高すぎるっしょ...!!!

あいあい竹箒持ったことなかったのかな、なんか握り方おかしくてすっげーはわきにくそうなところがめっちゃあいあいでした。そんな感じでどこまでがあいあいでどこからが役なのかよく分からなかったくらいキャラが一貫していたあいあい。さ行が全然言えてないところとか言葉遣いおかしくなるところとかアンジャッシュ場面(通称)で1人花道にせり出し滔々と台詞を吐き出し続ける場面などほんっとーーーにいいキャラしてました。個人的ツボは「よかったぁ...」とか何とか言いながら台の上にコテっと寝る場面です。その前にかみこが全く同じ寝方をするところがあって、それは悶々としながらっていう感じだったのに対し全身から「よかったぁ〜」感を醸し出し背中からマイナスイオン放ったあいあいすごい。既に我々同じ姿勢を見た上で更に暗転で全然表情も見えないのに「よかったねぇ...」と何の違和感もなく思わせたあいあい。ぉっょぃ。

あと街中の雑誌を買い占めに行くシーンの変装で背負ってたリュック、かみこがちょっと大きくて動くたびにモゾモゾ動いていたのに対しあいあいは背中にジャストフィットしてたのも妙にツボった。逆にエンディングやカテコでお辞儀するたび頭に乗っけてたサングラスが落ちてきてて「もうそれ外しなよ...」ってなるのに公演5回目でも頑なに外さないあいあいのクソ真面目な「衣装ですから!」感が伺えてとってもよかったです。

 

 

かみこ宅におけるブレイン、清野桃々姫ちゃんはベテラン子役感が凄まじかったです。流石芸歴積んでるだけあります姐さん...

登場場面は多くはなかったものの、要所要所大事な場面を任されていたももひめがまさにキャリア組ハロ研って感じでめっちゃよかったです。きっちりした編み込みに膝丈セーラー、角のスレていないスクールバッグを持った姿がロリ眩しすぎて直視できねえ...! 学年に1人はいる何でもこなせて成績優秀、だけどハブられたりしている訳ではなく馴染んでるけど実はどこか達観したところがある感じの子みがすごい。(?) 特に姉の許嫁に「かわいそう... (小声で)かわいそぉっ」って言うところなんてマセガキ感が最高でした。あーお兄様とか呼ばれてーいーなーむろたん

でもそんなももひめでも自分が中心となる場面前は緊張するのか、玄関先で出番を伺う際めっちゃくちゃ瞬きしてて心からキュンとしました。ギャップと子どもらしさのダブルアタック...! カテコの挨拶は実に子どもらしく、しかししっかりとトリを務め上げみんなからニコニコ見守られる様子が愛されてるなあと感じてとっても癒されました。

その最後の挨拶の時(ももひめ下手から2番目)、ももにゃ(上手から2か3番目)がめっちゃ上半身乗り出してスゲー相槌打ちながら聞いてたのが泣けました... いろんな意味で... 胸がキューンとした...

 

 

今回私の中でのMVP、室田瑞希ちゃん。モーションと頭身から溢れる宙組感(ググって)、なのにお顔は可愛ショタ代表暁千星くん(ググって)というこの男役スター感...!!!というのはぶっちゃけおまけです。(嘘ですごちそうさまでした)(ヅカの話です) (1人だけ新人公演やってる下級生路線男役いましたわ)束ねた茶髪がすっげーカッコよかったです。あとローマの休日ジョーを意識したっぽい衣装も良かった。要するに新聞記者っぽいってことなんすけど。

演技も歌も上手すぎてほんとマルチプレイヤー... 客演の佐藤さんとヒルタさんを除いて個人的には一番演技が自然に見えたし、歌声も安定していて何も心配なく聞けたのがとってもよかったです。身長も実年齢もかみこと殆ど変わらないはずなのに、終盤での包容力は素晴らしいものだった。大人の色気あったよ覚悟を決めた男のエロスが...!!! 濡れたぜ室田...!!! しかし中盤までは振り回されまくる可愛いボーイフレンドって感じでそれはそれでキュンキュンでした。コメディもイケる。ももひめにかわいそうって言われた時の表情、100点。

ヒール着用もあって元々長い脚が更に長く...!身長低いのに顔小さくて腰の位置が高いってほんと何なんですかむろたん。あの段差をヒラリと飛び降りるむろたん完全にイケメンでしかなかった。ギャルに戻った後正気で見られる気がしない。

 

 

そしてハロメンからもう1人男役、竹内朱莉ちゃん。タケちゃんに知性と計算を感じた... 竹内さんほんと今日から見方変わりましたわ... アンジュ内でもハイトーンコーラスやソロダンスパート、また各所のキメ等々任されるようになってきたタケは演技も凄く頑張ったんだろうなあというのが伝わってきました。

前半はあーめっちゃタケ当て書きだなあほんとタケのまんま(笑)って感じだったのが、ヒルタさんとの取引の場面で急にガラッと闇を纏ったところなんてゾクッとした。以降はそれまでのチャランポランさが抜け急に悟ったことを言うようになって、でもそれが妙に実態を伴っているというか心の声がボソッと漏れたように喋るタケ... そんな引き出し持ってたのね...?! こえー、タケちゃんあといくつ我々に見せてない隠し球持ってんの。

終盤、いぶし銀のような腰を据えた演技を魅せるタケが本当に頼もしく、アンジュルムのサブリーダーとしてメンバーを引っ張っていく姿もこれから一層楽しみだと思いました。

 

 

そして今回の座長、和田彩花さん。あやちゃん見ながらこれまでよくスマアンジュを引っ張ってきたと本当に涙せずにはいられないような役とストーリーでした。

逆境の中自分が盾となりメンバーをしっかり守る姿がまさにアンジュルムの守護神でありアイコン・和田彩花と重なって最後本当に涙と鼻水止まらなかった。まさしく宝塚における退団公演と言っていいほど(置き換えたがり)あやちゃんを当て書いた脚本のように思えました。どの役よりも「本人そのもの」であり、この人がいなければ今日の舞台も存在し得なかっただろうと考えたらマジで全ドルヲタ見るべきな舞台だと思った。

演技はスノウを思い起こすほどスノウなキメ方だったけれど(笑)、多分あれが一番綺麗なあやちょであり本人もきっとそう思っているんだろうなあと思ったり。和田彩花さんは和田彩花さんであることに全ての意義があるからそれでいいんですよ!!!!(?) 歌は低音がめっちゃどっしりしたな〜と感動しました。安定してきたなあ流石オーバー10年プレイヤー... 自信と希望に満ちたキラキラした表情も、絶望のどん底で光を失った目もすべてが絵になる美しさ。

公演を通じてあやちょからかみこへ継承していくような流れは感じられたものの、一方でこれからまだまだ後輩たちを育てていくぞという意気込みも見えるような表情だったのでまだまだ卒業は先かな... と思いたい...

 

 

と、そんな感じでめっちゃ好き勝手感想を書き綴りました。ほんと好き放題言い過ぎて多方面のヲタクからボコボコにされそうでこえー毎回だけど!

ただのぉょゎぃヲタクの壁打ちログなんで適当に流していただければ...

 

客演の佐藤さんとヒルタさんもレベルの高い演技で舞台を支えてくださっていて、またハロメンが魅せるものと異なった素敵な表現でした。佐藤さんの生真面目コメディエンヌママとか、ヒルタさんのガチ嫌味な昭和男とかめっちゃ面白かった... 時代背景を力強く添えてくださってました。

 

そんなわけでモードすげー面白かったし、これからアンジュルムを知ったり改めて出戻ってみようかと思う人には是非見せたい舞台だなーと思いました。これ書いてる時点(10/2)ではまだ円盤リリース情報把握してないけど出るよね?!サントラ付きDVD!!!!!頼む!!!!りなぷーのわたしみてみてソング何回も観たいんや...!!!!!

あといっこ言っとくな、男役むろたんに萌えた人は正直に挙手しなさい。宝塚引きずってくから(着地点そこ)